【名車珍車紹介】ヤマハ BW’S〈3AA/SA02J/SA44J〉を好き勝手語る

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日本で最初にオートバイが誕生したのは1909年だそうです。

それがやがて世界一と言っても過言ではないオートバイ大国となり、数多くの名車・珍車を生み出してきました。

そんな名車や珍車の中でも原付一種、原付二種に絞って、個人的な思い出話なども含めて好き勝手語っていきたいと思います。

今回は1988年に登場した、BW’Sです。

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ヤマハ BW’Sの話

まえがき

今回紹介するのはSUVスクーターの元祖ことBW’Sです。

このビーウィズが登場したのが1988年なわけですが、1980年代後半と言えばスクーターもスポーティモデルが多かった時代。

「1980年代なんて生まれてねぇよ!」というヤングも、「そうそう懐かしいね」というジェントルマンも、今一度この時代にタイムスリップしてみましょう。

時はHY戦争と呼ばれたホンダとヤマハがオートバイ市場の覇権を巡り激しく争った直後。

(一応HY戦争は1979年~1983年頃と言われています)

HY戦争の功罪は色々と語られますが…今回の話で言うとスクーター市場が広がったのが功の部分か?

とにもかくにも鬼のように新型車のラッシュが続き、定価の半額ともなるような異様な値引き合戦が行われ…両社だけでなくスズキやカワサキも含めて大幅な赤字となる形でHY戦争は終結。

終結により異常なまでの争いは終わったものの、当然競合他社としてライバル同士健全な?争いは続きます。

この頃のスクーターと言えば比較的スポーティなラインナップが多かった時代。

ホンダはDJ-1にDJ-1Rを加え(1986年)更にはDJ-1RRが登場(1988年)

ダブルアールの名を得た DJ-1RR

出典:BikeBros.

ヤマハはみんな大好きジョグがモデルチェンジ(1987年)したり、チャンプにRSが加わったり(1987年)しています。

スクーターではないものの、NSR50が登場したのも1987年となっており…これらがこの時代の原付の動向と言えるでしょうか。

そんな時代に明後日の方向を向いて登場したのが、今回の主役であるBW’Sです。

本日の主役の1人 初代BW’S

出典:BikeBros.

と言っても実はそれほど明後日の方向ではなく、当時は少しオフロードブームの兆しもあったようで…同社であればDTシリーズが、ホンダではXLRなどが売れていた時代。

同じ年に(1988年)TDR50も発売されており、ヤマハとしては十分に勝機を見出していた…のだろう。(結果はアレだが)

元祖?ミニラリー・ミニアドベンチャー TDR50

出典:BikeBros.

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本題

さてさてそんな1988年に登場した初代BW’Sですが、レジャーモデルやプレイバイクといった位置付けだったでしょうかね?

今も当時も珍しいブロックパターンのタイヤを採用し、元気いっぱいな空冷2stエンジンと合わせてどこでも走り回れるバイクでした。

横目2灯のヘッドライトとブロックタイヤがオフロードイメージを強く打ち出していますが、実は走りの面でもかなりのレベルだったことも有名だったり。

サスペンションは専用らしく、ブロックタイヤと合わせてフラットダートはお手の物。

スクーターで10インチという…車高の関係上、本格オフロードは難しかったものの…段差が少なければ悪路を物ともしない走破性を持っていました。

しかしながら想定していたよりも売れなかったのか?翌1999年にはバリエーションモデルであるビーウィズ・スポーツが登場。

TWの系譜…とでも言うのか、オンロード向きのファットタイヤを装備して登場しました。

(ちょっと適切な引用画像が見つけられなかったので…気になる方は検索してみて)

実際の売れ行きは存じ上げませんが…あまり売れなかったのかBW’Sは数年の販売の後に生産を終了してしまいます。

ちなみにこの初代BW’Sは金型がフランスの子会社であるMBKへ譲渡されており、同国ではMBK・Boosterとして販売。

大ヒット作となり、実に2015年頃まで長期に渡り販売が続いていました。

(もちろん2スト50ccのままで)

販売が不振だったと言って良いのかはわかりませんが…恐らく大きな要因となったのはこの独特のデザインのせい…ではありません。

あくまでも個人的な考えで正解ではないのかもしれませんが、デザイン云々よりもシート下収納が原因。

と言うのも1986年に原付一種にもヘルメットの着用が義務化されたんです。

もちろん50cc以上では既にヘルメットは義務化されていましたが、ついに原付にもヘルメットが義務化。

移動の足として使われることも多い原付だけに、降りたあとのヘルメットの置き場をどうしよう?ということに。

今では当たり前のメットインスペースですが…この初代BW’Sには無いんですよね。

そして繰り返しますがヘルメットの義務化が1986年であり、BW’Sの登場が1988年。

既に義務化から2年経っているわけで…メットインスペースが無いということが販売に大きく影を落としたんじゃないかと思ったりしています。

ちなみにシート下スペースの元祖はヤマハだったりするようです。

メットインタクトの愛称で有名なタクトフルマークがあまりにも有名ですが、実はタクト登場が1987年であり…その2年前の1985年にヤマハは実装済み。

その名もボクスン

初代?メットイン採用車 Box’n

出典:ヤマハ発動機株式会社

ですが不人気で記憶に残らず…メットインタクトで親しまれたタクトフルマークに功績を奪われる形になっています。

そうそう、「メットイン」というのはどうやらホンダの商標らしいです。

メットインタクトこと タクト・フルマーク

出典:本田技研工業株式会社

初代の話が長くなりましたが…時は10年ほど進み、1998年5月に2代目となるBW’Sが登場します。

間が10年あるだけに、BW’Sと聞いた時にどちらが思い浮かぶのか…で世代がわかりそうですね。

本日の主役その2 2代目BW’S

出典:ヤマハ発動機株式会社

元々オフロードテイストで登場したBW’Sですが、この2代目は更にオフロードっぽさマシマシで登場。

2灯式のライトにガードバーを搭載し、更にはナックルガードを装備しています。

ちなみにこのモデルから製造は台湾山葉機車工業となり、日本へは正規輸入という形で各地のディーラーに送られていました。

時代的に当たり前…ではありますが、このモデルよりメットインも採用されていますよ。

2代目も割と短命に終わり、日本での販売は数年間といったところ。

しかし北米向けに生産は続けられ、あちらではZumaという名前で販売されていましたね。

そして2012年、北米向けだったズマが4stエンジン搭載モデルにフルモデルチェンジ。

これに伴い、日本仕様として同年の10月に3代目BW’Sとして販売が開始されました。

ちなみにこの3代目の正式名称はビーウィズYW50Fだったりします。

画像は最終型だけど… 3代目BW’S

出典:BikeBros.

デザインは2代目をほぼ引き継いだ形ですが、ガードバーが無くなりライトが大型化。

ハンドルガードが無くなった他、前後のタイヤサイズが統一されるなどしています。

そして2016年にマイナーチェンジを行い、新型エンジンの搭載やECUのセッティングの変更などが入りましたが見た目は変わらず。

2017年9月に排ガス規制により生産終了となりました。

これがザックリとしたBW’S50の歴史ですが、BW’Sには100ccと125ccも存在します。

詳細はまたの機会としたいですが、簡単にだけ。

BW’S100は2代目をベースにグランドアクシスなどに使われていた2スト101ccエンジンを搭載したモデルで、基本的には生産地の台湾仕様のみとなり国内正規販売は無し。

125ccモデルはBW’S125Fiの名称で台湾で2008年に販売。

4ストのシグナスXなどが系譜となり、これまた日本での正規販売は無しでした。

デザインも横2灯から縦2灯になっており、シリーズとしては若干異色の存在か?

そして2015年にモデルチェンジが行われ、BW’S Rという名称に変更。

このモデルは日本でも正規輸入販売され、正式名称はYW125X ビーウィズですね。

こいつはBW’Sと言うべきか…シグナスX-SRの特別も出ると言うべきか…という感じではありますが…。

2020年まで販売され、同年10月に台湾では新型BW’S125が登場していますが…2024年現在まで国内で正式な販売は行われていません。

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思い出話

そんなBW’Sなのですが、個人的には全くと言って良いほど関りの無い車種だったりします。

特に初代(3AA)は見た事無い気がします。

いや、正しくは街中で見たことくらいはあるかもしれませんが…正直言って自分がバイクに乗り始めた頃ってオフロードに興味無かったんですよね。

更にはスクーターにも興味が無く、言い換えるとBW’Sは箸にも棒にも掛からぬ車種。

見た事があったとしても全く記憶に残らない車種だったのです。

2代目はと言うと…自分の周囲で乗っている人間はいなかったですが、これは辛うじて記憶に残っています。

やはりあの強烈な顔つき!

BW’Sファンの方からの叱責を覚悟して本音を言ってしまうと…「なんだあの変なスクーター!」って感じでした。

調べてみて「ヤマハのBW’Sって言うんだ、ふ~ん」という感じですね。

そして3代目はと言うと…正直当時は2代目から3代目に変わったことに気付いていませんでした。

改めて思えばこの時代は2stが軒並み消滅し、4st化が進んでいたので…BW’Sも4stになっていておかしくないのですが…。

興味の無い自分からすると、そのくらい2代目と3代目の見た目が似ていた…ということでもあるでしょう。

自分がXTZ125の購入を考える辺りからオフロードというものに興味が出てきて、改めてBW’Sも気になる存在に。

とは言ってもスクーターを買う気は無かったですし、50ccもなぁ…という状態。

買うならBW’S125なんだけど、あれってシグナスじゃんという思いもあったり無かったり。

好みの問題なんだけど…なんと言ってもデザインが125よりも50なんですよ!

(125はオフテイスト薄かったし)

当時は「変な顔」と思っていたのに、年齢なのか趣向の変化なのか…「あれが最高」と思うようになった辺りが面白いところ。

2020年に台湾で新型のBW’S125が発表され、かなり「オォ!」と思ったものの…やっぱりデザインは50が至高なんだよなぁ。

50ccは色々と制約が多過ぎて乗る気がしませんが…3代目(SA44J)のデザインで125cc積んで出たら…かなりグラッとくるでしょう。

原付スクーターでオフロードを遊ぶ…というアホみたいな遊びをしてみたいじゃないですか。

街中乗らずに遊ぶだけなら50でも良いんだろうけど。

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