ワークマンの2022年春夏カタログが発表となっています。
その中からバイクに使えそうな製品を見繕っていきますよ。
最近では「バイク用」を謳った製品も増え、「バイク用」とまでは書かれていなくてもバイクを意識した商品も増えてきています。
それだけではなく、かつてのように作業着の中からバイクに使えそうな商品を探すと…お宝が見つかることも。
今回はそんな中からカッパ・レインウェアを紹介します。
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【ワークマン2022】バイクに使えるカッパ・レインウェアを紹介!
BR002 3レイヤー透湿レインスーツ BIKERS【5,800円】
バイク用となっているのは実質この製品のみです。(パンツは次に紹介するR1Pもアリ)
逆の言い方をすると、この商品以外はバイクで使うことは想定されていません…。
耐水圧は20,000mmで透湿度は2,000g/m2/24hとなっており、耐水圧は必要十分で透湿度も次第点といったところでしょうか。
夏などを考えると透湿度がもう少しあると…と思いますが、なんと2021年春夏カタログからBR002Aが登場!
こちらは色が新色のネイビーとなった他、透湿度が3,000g/m2/24hにアップ!
それ以外は特に変更点はないかと思いますので、色にこだわりが無ければ新モデルのBR002Aを選んだ方が良さそうです。
(いずれは全色切り替わると思いますが)
フロントのフラップは浸水を防ぐために2重になっており、袖口やウェストのアジャスターベルトもバイクには嬉しい装備。
フードも取り外し可能ですので不要派の方でも問題なしです。
この価格で3レイヤーを採用しているのもポイントで、内側の肌が触れる部分(直接は着ないですけど)がトリコットなのでカッパ特有のペタペタ感が無いのが良いですね。
唯一のバイク用でありつつこの価格と言うことで、特にこだわりが無ければまずはこれを選ぶのがおすすめ。
R1P デニミーストレッチレインパンツ【3,900円】
多分2021年春夏に新作として登場した商品。
2020年秋冬に同シリーズの防寒仕様と思わしき商品(H1P)が販売され、それの春夏用…というか通年用って感じですね。
パッと見が名前の通りデニムに見えるのが最大の特徴です。
耐水圧は15,000mm、透湿度5,000g/m2/24hとなっており、バイク用として重要なお尻部分は生地が2重で耐久性アップ!
股部分もフラップ式で防水性を高めています。
レインウェアとしてはもちろんですが、パッと見がデニムに見えるので「降るかなぁ?微妙な天気だよなぁ」なんて時には最初から履いてしまうという手がとりやすいのが良いですね。
注意点としてはカタログ等にもありますが「オーバーパンツ」という括りなので、素肌に履くのは履き心地が悪いです。
夏などは接触冷感のインナータイツなどを履いてから使うと良いかと思います。
自分としては…単体(パンツのみ)で3,900円という価格が、上のバイカーズを見た後だと…。
ただ、ジャケットはある程度防水の物を既に持っている…なんて方には良いと思います。
R1300 3レイヤー透湿ストレッチレインスーツ【4,900円】
個人的にイチオシなのがこの製品。
上下セットで4,900円という価格にも関わらず、3レイヤーを採用しており耐水圧20,000mmという仕様。
バイクだと速度があるので…やはり耐水圧は20,000mmくらい欲しいところ。
ファスナー部分もフラップなので、(バイクならば)止水ファスナーより良いと思う。
が!バイク用ではないので「浸水した」とか「濡れる」とかは言っちゃいけない。
自分みたいな高速乗らない(乗れない)街乗りライダーには十分な性能だと。
デザインは人それぞれの好みですけど、アウトドア系のデザインでカッコいい部類です。
ロゴも右肩部分なのでフードで隠れるのでさほど気にならないのも好ポイント!
NR001 イナレムストレッチレインスーツ【4,900円】
2021年秋冬カタログにて突如登場したイナレムシリーズ。
蒸れないイナレム…名前が安直だな…。
3レイヤー素材となっているので先ほど紹介したR1300みたいな生地を想像していましたが、実物を見ると次で紹介するR600の方が印象が近いです。
(ただしR600ほどペタペタ感は無く、こちらの方が着心地は良い気がします)
スペックを信じるならば、R600を凌駕する20,000mmの耐水圧です!
そして透湿度は驚異の25,000g/m2/24hとなっており、名称をイナレムとしてしまう自信を感じますね。
R1300とは質感が違うので悩ましいところですが、R600とであればこちらを選ぶべきと…スペック上では言えそうです。
ただ、色が全然違うので好みの部分もありますよね。
フードが収納可能なのもバイク乗りには嬉しいところ。
また2022年には新色でオレンジが登場!
色も好みの問題ではありますが、雨で視界が悪いことを考えると目立つ色というのはバイク乗りには嬉しいですよね。
R600 レインスーツ ストレッチ パーフェクト【4,900円】
先ほどのR1300と同じく、上下で4,900円というコスパが特徴の商品。
大人気商品だったR006の後継品かと思っていましたが…今でも併売しているんですよね…。
(R006は2022年の春夏カタログに未掲載なので、在庫限りとなるかも)
ただしこちらのR600は透湿度8,000g/m2/24hに対して、R006は5,000g/m2/24hとなっているようにR600が上級版。
更にはどちらもストレッチが売りの商品ですが、こちらのR600の方が全方位に伸びる印象がありますね。
胸ポケットが止水じゃないと!とか…俺はイージス派じゃなくてフィールドコア派なんだ!って方以外はこちらのR600を選ぶと良いかと思います。
あ、R600は反射プリントが胸に付いていて目立つので…それが嫌な方はR006が良いですぞ。
こちらの商品は公式の見解としても「バイクでは完全に防水対応できる耐水圧仕様ではない」と書かれています。
公式のコメントとしては耐水圧は15,000mmとしていますので、10,000mmのこの商品では浸水しても文句は言えないです。
個人的にはフラップがなく止水ファスナーのみ…というのもバイクではツライ理由じゃないかと。
ただし圧倒的なストレッチ性と、非常に軽量なこと。
更には透湿度が8,000g/m2/24hと高めで蒸れにくいことから、耐水圧が足りない可能性を理解して買うならアリ寄りのアリじゃないかなと。
小雨や短時間…なんて使い方をする方には良いと思います。
オフ車乗りでマディを走る…なんて使い方も良いかと!
カッパですので泥汚れも水かければ落ちるハズ。
ただし2021年秋冬で上記のイナレムストレッチレインスーツが登場。
カタログスペックや現物を見た印象では完全に上位互換となり、値段差がないので敢えてこちらを選ぶ理由は色とデザインの好みとなりそうです。
R012 透湿レインスーツ フリーダム【2,900円】
なんだか年々カタログでの扱いが小さくなっていく可哀そうなヤツ。
2022年春夏でついにカタログ落ちしましたが、公式オンラインショップと実店舗では販売を確認しています。
実はR006と全く同じ、耐水圧10,000mm透湿度5,000g/m2/24hというカタログスペックを持っています。
それなのにお値段は40%オフの上下で2,900円という破格!
しかも上下で390g(Lサイズ)と超軽量になっており、同じく軽さが売りのR600はLサイズが590gと…200gも軽い。
軽い分…生地はペラペラ感が強いんですけど…それでもカタログスペックを信じるなら性能は同じハズ?
あ、このR012透湿レインスーツフリーダムはこの価格で内側メッシュの裏地が付いています!
見た目の作業着感と言うかカッパ感が強いのがネックですが、このお値段なのでワンチャンないでしょうか?
カタログの扱いは小さくなっていますが…店舗(特にワークマン+じゃない方)ではいつでも在庫しており、売切れなんて可能性も低い商品。
出先で雨にやられたら、コイツの存在を思い出してやってください。
耐水圧10,000mmなので…浸水しても文句は言えないみたいですが。
【ワークマン2022】バイクに使えるレイングローブ!
レイングローブに関しては、こちらの記事ではなくグローブの記事で詳しく紹介しています。
春夏グローブはこちらをどうぞ。
秋冬グローブはこちらをどうぞ。
まとめ
ということでまとめます。
ワークマンのカタログから使えそうなレインウェアをピックアップ!
最近はバイク専用品も販売中
繰り返しになりますが、あくまでもワークマンがバイク用としているのはバイカーズだけです。
他の商品は(ワークマン曰く)耐水圧が足りていないことを必ず頭に置いて購入してくださいね。
また乗車姿勢では足首が出がちなので、サイズにも注意が必要ですよ。
紹介した以外にも耐水圧が10,000mm程度で更に安い商品もありますが、個人的には透湿度がある程度ないと不快だと思うので紹介していません。
バイクはあまり体を動かさない…とは言っても、やはり多少なりとも透湿性のある商品がおすすめです。
レインウェア以外のワークマン製品に関しては、別記事でまとめていますのでこちらもどうぞ。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。