ワークマンの2025年カタログが発表となっています。
その中からバイクに使えそうな製品を見繕っていきますよ。
最近では「バイク用」を謳った製品も増え、「バイク用」とまでは書かれていなくてもバイクを意識した商品も増えてきています。
それだけではなく、かつてのように作業着の中からバイクに使えそうな商品を探すと…お宝が見つかることも。
今回はそんな中からカッパ・レインウェアを紹介します。
Contents
- 1 【ワークマン2025】バイクに使えるカッパ・レインウェアを紹介!
- 1.1 BR002 3レイヤー透湿レインスーツ バイカーズ【上下セット 6,800円】
- 1.2 BR002A 3レイヤー透湿レインスーツ バイカーズ【上下セット 6,800円】
- 1.3 NRP002H イナレムプレミアム レインジャケット ライディングモデル【4,900円】
- 1.4 NR008H イナレム 2WAYパンツ【3,900円】
- 1.5 R1300 3レイヤー透湿ストレッチレインスーツ【上下セット 4,900円】
- 1.6 FHR001 フューチャーテック レインスーツ【上下セット 4,900円】
- 1.7 NR001 イナレムストレッチレインスーツ【上下セット 5,500円】
- 1.8 R600 レインスーツ ストレッチ パーフェクト【上下セット 4,900円】
- 1.9 R023 フィールドワーク レインスーツ【上下セット 2,900円】
- 1.10 NRP005 イナレムプレミアム バッグイン レインジャケット【4,900円】
- 1.11 GNR001 ダブルフラップレインスーツ【上下で4,900円】
- 1.12 NR004 INAREMレインパンツ【2,500円】
- 2 【ワークマン2024】バイクに使えるレイングローブ!
- 3 まとめ
【ワークマン2025】バイクに使えるカッパ・レインウェアを紹介!
BR002 3レイヤー透湿レインスーツ バイカーズ【上下セット 6,800円】
バイク用となっているのは実質この製品のみです。
2024年春夏カタログにてイナレムプレミアムが登場したので、「のみ」ではないのかもしれませんが…本格的にバイクで使えるのはこの商品のみと思って良いかと思います。
耐水圧は20,000mmで透湿度は2,000g/m2/24hとなっており、耐水圧は必要十分で透湿度も次第点といったところでしょうか。
夏などを考えると透湿度がもう少しあると…と思いますが、なんと2021年春夏カタログからBR002Aが登場!
こちらは色が新色のネイビーとなった他、透湿度が3,000g/m2/24hにアップ!
それ以外は特に変更点はないかと思いますので、色にこだわりが無ければ新モデルのBR002Aを選んだ方が良さそうです。
いずれは全色切り替わると思っていたのですが…2025年秋冬カタログでも変更は無しですね…。
(BR002Aは次で紹介します)
フロントのフラップは浸水を防ぐために2重になっており、袖口やウェストのアジャスターベルトもバイクには嬉しい装備。
フードも取り外し可能ですので不要派の方でも問題なしです。
この価格で3レイヤーを採用しているのもポイントで、内側の肌が触れる部分(直接は着ないですけど)がトリコットなのでカッパ特有のペタペタ感が無いのが良いですね。
唯一のバイク用でありつつこの価格で上下セットと言うことで、特にこだわりが無ければまずはこれを選ぶのがおすすめ。
2024年秋冬から1,000円アップで6,800円に値上げとなりましたが…それでもまだまだコスパ抜群の商品です。
BR002A 3レイヤー透湿レインスーツ バイカーズ【上下セット 6,800円】
こちらが透湿度が3,000g/m2/24hにパワーアップしたBR002Aです。
基本的な造りは同じなのですが、なぜかこの商品だけ透湿度がアップ。
素材がこのネイビーのみポリエステル100%(BR002はナイロン100%)というのが理由じゃないかと思われます。
ちなみに素材の違いは見た目にも影響を与えており、こちらの商品はデニムっぽい風合いなのが特徴ですね。
ある意味ではカッパっぽくないと言え、その方が嬉しいって方も多いかも?
セットのパンツは先ほどのBR002はブラックのみで上着のみが3色展開でした。
しかしこのネイビーはパンツもネイビーとなっていますね。
個人的には…上はネイビーで下はブラックが欲しい。
上下同色って何か着こなしが難しくないです?
NRP002H イナレムプレミアム レインジャケット ライディングモデル【4,900円】
2024年春夏カタログにて登場した、バイク向けレインジャケットです。
ホンダの二輪デザイナーが監修した製品となっており、品番のHはホンダのHなのか?
イナレムプレミアム自体は2023年春夏(だったかな?)より存在しましたが、2024年からは用途別に4種類に分かれる形に。
2025年もライディング、エアレインジャケット、バッグインレインジャケットと3種類が存在します。
とは言え「ライディング」と名前が付いていますので、特にこだわりがなければこちらの「ライディングモデル」を選べば良いかと。
物としてはジャケットだけで4,900円という(ワークマンとしては)高価格帯ですが、プレミアムの名に恥じない着心地の良さ。
耐水圧は35,000mmに透湿度30,000g/m2/24hと数字としては素晴らしいスペックを誇ります。
着心地が良い反面、やや重めの印象もありますので…暑い時期にはちょっと使いづらいかも?
しかし…バイクで使うとなると気になるのがメインのファスナーが止水タイプなこと。
止水ファスナーの方がオシャレではありますが、雨の侵入を考えるとフラップがある方が有利なのは事実。
インナーフラップは付いていますが、やはり止水ファスナーは濡れる…というのが個人的な印象です。
もちろんこの商品は使っていないですし、ホンダ監修なだけに何らかの対策が取られているのかも?
止水ファスナー以外は気になる点は無く、ベンチレーションや取り外し可能なフードと良い感じ。
収納能力も高そうですし、リップ素材ということで耐摩耗性も期待できそうな予感です。
既にお店に並んでおり現物を確認しましたが、個人的には色が気に入らず見送り。
ホンダのデザイナー監修なので当たり前…なのですが、色がホンダっぽいんですよ。
カタログにハンターカブが使われていますが、その色合いに近い感じ。
色が気に入れば買っていたと思います。
どうも口コミを見ると、フードの収納の仕方に不満のある意見が多いです。
フードを収納した際の違和感が大きいようで、この辺りは実際に店舗で確認してみた方が良さそうです。
NR008H イナレム 2WAYパンツ【3,900円】
こちらも2024年春夏にて新登場のイナレム2WAYパンツです。
正確にはイナレム2WAYパンツ自体は以前からあるのですが、2024年に新たな商品が加わった…というのが正しいですね。
上記画像を見てもらうとわかるのですが、クライムブラックとクライムグリーンが「クライミングパンツ」です。
アスレブルーが「アスレパンツ」となっており、フレスコベージュが「ライディングパンツ」となります。
(アスレブルーは2025年にカタログ落ち)
紹介したいのはフレスコベージュのライディングモデルで、この商品だけバイク乗りが嬉しい機能が追加されているのがポイントなんです。
具体的にはマフラーガードとお尻部分の2重生地!
純正マフラーだとそれほど気にならないかもですが、社外マフラーなどでカッパを溶かしてしまった経験がある方もいるのでは?
そしてバイクは座るという乗り物のため、お尻部分に体重がかかるため浸水しやすいのです。
耐水圧は20,000mm、透湿度は25,000g/m2/24hと、かなり優秀な数字です。
バイク用と考えると…2WAYの機能はいらない気もしますが…。
またバイク用となっているものの…他の製品との兼ね合いからか股上は(バイクに乗るには)足りないようですね。
そのため、バイクメインで使う場合はサイズアップなどの必要がありそうです。
R1300 3レイヤー透湿ストレッチレインスーツ【上下セット 4,900円】
個人的にイチオシなのがこの製品。
上下セットで4,900円という価格にも関わらず、3レイヤーを採用しており耐水圧20,000mmという仕様。
バイクだと速度があるので…やはり耐水圧は20,000mmくらい欲しいところ。
ファスナー部分もフラップなので、(バイクならば)止水ファスナーより良いと思う。
が!バイク用ではないので「浸水した」とか「濡れる」とかは言っちゃいけない。
透湿度が3,000g/m2/24hと数字としては心もとないのですが、バイクであれば許容範囲となるでしょうか?
もちろんイナレムのように20,000だ25,000だとなっていると嬉しいですが…。
某有名掲示板では「イナレムの生地でR1300を作れば全てが解決する」といった書き込みがありましたが…まさにその通りでしょう。
自分みたいな高速乗らない(乗れない)街乗りライダーには十分な性能かと。
デザインは人それぞれの好みですけど、アウトドア系のデザインでカッコいい部類です。
ロゴも右肩部分なのでフードで隠れるのでさほど気にならないのも好ポイント!
細身の造りのためか「小さい」という声が多いので、店舗で実際に試着してみる事をおすすめします。
特にバイクで使う場合には、ジャケットの上から…などのパターンもあるので大きめを買うことになるでしょう。
2024年春夏カタログから掲載が無くなりました。
2024年秋冬の時点では店舗に在庫があったものの、2025年3月時点では見かけない店舗が増えました。
もしかしたら在庫限りで販売終了となった可能性も…。
FHR001 フューチャーテック レインスーツ【上下セット 4,900円】
2024年春夏カタログの新商品、フューチャーテックレインスーツです。
上下セットで4,900円ということで、この後紹介するイナレムストレッチレインスーツやストレッチパーフェクト辺りが比較対象となりそうな商品ですね。
数値としては耐水圧が30,000mmの透湿度が20,000g/m2/24hとなっており、イナレムストレッチよりも耐水圧が高く透湿度が低い…という感じです。
あくまでも数字だけの話ですが、バイクであれば耐水圧が高いこちらの商品の方が良さげ。
数値的にはバイクでも必要十分と言えそうですが、懸念点はメインジップが止水ファスナーということか。
イナレムプレミアムホンダでも触れましたが…やはり止水ファスナーよりもフラップの方が防水性は高いもの。
更に別の観点からだと、止水ファスナーは硬いってのも難点なんですよね。
バイクだとグローブをした状態で操作したい場合もあり、止水ファスナーは普通のファスナーに比べると使いにくいです。
こちらは既に店舗にて確認できましたのでチェックしましたが、まずはしっとりとした触り心地が良かったです。
裏地もペタペタではなく使い勝手は非常に良さそうな感じですね。
上下セットで4,900円という価格もナイスで、かなり好印象な商品だったのですが…色…。
バイカーズでも触れましたが、自分みたいにオシャレセンスの無い人間には上下同色は難しい!
ブラックはOKでオフホワイトはまだ何とかなる気はするものの…排ガス等で汚れることを考えると濃色にしたい。
グリーンは非常に良い色だったのですが、パンツがブラックだったらなぁ…という感じです。
NR001 イナレムストレッチレインスーツ【上下セット 5,500円】
2021年秋冬カタログにて突如登場したイナレムシリーズ。
蒸れない…イナレム…名前が安直だな…。
小〇製薬かよ!と思いましたが、某掲示板で小〇製薬なら「ムレナインだろ」という声を読んで不覚にも笑ってしまいました。
3レイヤー素材となっているので先ほど紹介したR1300みたいな生地を想像していましたが、実物を見ると次で紹介するR600の方が印象が近いです。
(ただしR600ほどペタペタ感は無く、こちらの方が着心地は良い気がします)
スペックを信じるならば、R600を凌駕する20,000mmの耐水圧です!
そして透湿度は驚異の25,000g/m2/24hとなっており、名称をイナレムとしてしまう自信を感じますね。
R1300とは質感が違うので悩ましいところですが、R600とであればこちらを選ぶべきと…スペック上では言えそうです。
ただ、色が全然違うので好みの部分もありますよね。
フードが収納可能なのもバイク乗りには嬉しいところ。
また2024年春夏から価格が5,500円となっており、600円の値上げとなっていますね。
5,500円でもまだまだお買い得感はありますが、先ほど紹介したフューチャーテックが4,900円のまま…というのをどう捉えるか?
フューチャーテックと言えば、ややフューチャーテックの方が太目と言えそうです。
(イナレムが細いと言えるかもですが)
またスペック上はフューチャーテックの方が股下が長いのも…バイクでは重要でしょうか。
R600 レインスーツ ストレッチ パーフェクト【上下セット 4,900円】
上下で4,900円というコスパが特徴の商品。
大人気商品だったR006の後継品だと思っていましたが…長い間併売していましたね。
しかしやはり予想通り、R006は在庫売り切りだったようで2024年4月時点ではオンラインショップから姿を消し…自分の行った範囲のお店では販売していませんでした。
耐水圧が10,000mm、透湿度が8,000g/m2/24hとなっており、スペックだけを見ればイナレム(NR001)を買う方が良いかと思います。
また耐水圧はバイクだと最低でも15,000mm以上は欲しいところで、この商品も以前はそういった注記がオンラインショップでも書かれていましたね。
カタログスペックや現物を見た印象では…イナレムが完全に上位互換となり、値段差がないので敢えてこちらを選ぶ理由は色とデザインの好みとなりそうです。(2024年春夏カタログから値段差600円となりました)
ただし圧倒的なストレッチ性と、非常に軽量なことが特徴となっています。
比較すると確かにイナレムに比べて全方位に伸びる印象がありますよ。
公式オンラインショップではR600が「視認性重視」となっており、NR001が「快適さ重視」とのことです。
R023 フィールドワーク レインスーツ【上下セット 2,900円】
当サイトで個人的に推してたR012 透湿レインスーツ フリーダムの後継モデル?と考えて良いでしょうか?
フリーダムには無かった「顔の動きに合わせて回転する180°クルクルフード」が特徴なのですが、バイク乗りには関係無いでしょう。
フード取り外し可能です、これで全て解決です。
それはさておき上下セットで2,900円という破格ながら、耐水圧は10,000mmに透湿度20,000g/m2/24hというハイスペック。
しかもジャケットのインナーはメッシュとなっているので非常に着るのが楽なのが特徴です。
こちらも耐水圧が10,000mmですのでバイクだと完全防水というわけにはいかないことが予想され、特にパンツの股部分などが浸水しそうな予感。
とは言えフロントはフラップ式なので、止水ファスナーよりは信用できるでしょうか。
上下セットで2,900円という破格かつ、全国店舗が非常に多いワークマンですのでツーリング中に雨が降ってきたら思い出してあげると幸せになれるかも。
NRP005 イナレムプレミアム バッグイン レインジャケット【4,900円】
2025年春夏カタログにて新登場。
恐らく昨シーズンまで存在していたバッグインアラレルレインジャケットの後継モデル…と考えて良さそうです。
アンバサダーは相京雅行さんとなっており、バイクでの使用もしっかりと考えられている商品かと。
耐水圧は35,000mm、透湿度は30,000g/m2/24hと、数字上ではバイクでも問題無さそうな感じです。
正面ファスナー部分にフラップが付いているのも、バイクでは非常に有利ですね。
特徴としては何と言ってもマウンテンパーカーを思わせるような外見。
ポケットがたくさんあって便利でしょう。
その斜めのファスナーポケットの上側…この部分が被さるデザインになっているのですが…やはり走行時には空気が入り込んで膨らむようです。
ベンチレーションのように空気を取り込むわけではなく、単に膨らむので気になる方は気になるかも。
GNR001 ダブルフラップレインスーツ【上下で4,900円】
2025年春夏カタログでの新作です。
商品のライン上、やや作業着感のあるデザインですが…上下で4,900円という価格が魅力の商品。
耐水圧は10,000mmですが、何と言っても名前の通りにダブルフラップが最大の武器と言えるでしょう。
どれだけ耐水圧が高くても…バイクに乗ると止水ファスナーから浸水してしまいますからね…。
ファスナーはフラップで隠れる仕様がありがたいです。
透湿度は20,000g/m2/24hとなっており、背中にはベンチレーションも搭載。
裏地が全面メッシュ仕様ですので、着やすいのも魅力でしょう。
もちろんフードは取り外し可能です。
そして生地も作業着ですので、非常に丈夫そうなポリエステルとなっていますよ。
NR004 INAREMレインパンツ【2,500円】
最近はレインスーツではないものの…ジャケットに結構な撥水や防水性能がある商品が増えてますよね。
特にワークマンでは機能性を売りにしていますので、レインパンツだけ欲しいって方も多いのでは?
そういった方におすすめなのがイナレムレインパンツです。
2,500円という値段ながら耐水圧20,000mmの透湿度25,000g/m2/24hという高性能。
ちなみにイナレムの上下セットに付属しているパンツとは違うものです。
最大の違いは裾を絞れるアジャスターが付いていること。
それとバイク乗りには関係ないでしょうが…短め丈である-6cmが選べることでしょうか。
バイクに乗る際は姿勢の関係で、通常丈でも短く感じるものですので…レギュラー丈を選ぶべきかと思いますが。
しかし残念ながら値上げの波に飲まれて、2025年より1,900円→2,500円となりました。
【ワークマン2024】バイクに使えるレイングローブ!
レイングローブに関しては、こちらの記事ではなくグローブの記事で詳しく紹介しています。
春夏グローブはこちらをどうぞ。
秋冬グローブはこちらをどうぞ。
まとめ
ということでまとめます。
ワークマンのカタログから使えそうなレインウェアをピックアップ!
最近はバイク専用品も販売中
繰り返しになりますが、あくまでもワークマンがバイク用としているのはバイカーズだけです。
他の商品は(ワークマン曰く)耐水圧が足りていないことを必ず頭に置いて購入してくださいね。
また乗車姿勢では足首が出がちなので、サイズにも注意が必要ですよ。
紹介した以外にも耐水圧が10,000mm程度で更に安い商品もありますが、個人的には透湿度がある程度ないと不快だと思うので紹介していません。
バイクはあまり体を動かさない…とは言っても、やはり多少なりとも透湿性のある商品がおすすめです。
レインウェア以外のワークマン製品に関しては、別記事でまとめていますのでこちらもどうぞ。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。