【名車珍車紹介】アプリリア RS125/RS4 125を好き勝手語る

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

 

日本で最初にオートバイが誕生したのは1909年だそうです。

それがやがて世界一と言っても過言ではないオートバイ大国となり、数多くの名車・珍車を生み出してきました。

そんな名車や珍車の中でも原付一種、原付二種に絞って、個人的な思い出話なども含めて好き勝手語っていきたいと思います。

なんていつもと同じ前振りですが、今回は国産車ではなくイタ車です。

今回は1992年に登場した、RS125と後継モデルのRS4 125です。

スポンサーリンク

アプリリア RS125/RS4 125の話

まえがき

今回紹介するのは、1992年に登場したアプリリアのRS125です。

アプリリアという会社に関しては、前回のRS50でざっくりと紹介したので今回は省略します。

超簡単にだけ言うと1945年に創業し、自転車の生産を経てバイク業界に。

当初はオフ車が強かったものの、1990年代頃から小排気量のロードレーサーの強豪メーカーに。

現在はMotoGPクラスにも参戦するように、レースに関わりの深い会社です。

今回の主役であるRS125と、後継モデルのRS4 125ですが…こいつはまさにGP125レーサーであるRS125Rのレプリカモデル。

ということで「まえがき」ではこのレーサーを簡単に紹介したいと思いますよ。

アプリリアがGP125の世界に参戦を開始したのが1988年のこと。

1985年よりGP250でロードレース世界選手権の舞台に参入したわけですが、2年後の1987年に初優勝を記録。

翌1988年から規模を125ccにも広げた…と言う感じです。

参入当初のマシンはAF-1と呼ばれるマシンで、125ccクラスも250ccクラスも同じ名称のマシンが参戦。

もちろん排気量は違うから、AF-1 125とAF-1 250よ?

このAF-1レーサーのレプリカとして、同名のマシンも登場。

正直あまり詳しくないのでレーサーとレプリカの前後関係や互換性などはわからんです。

とにもかくにも公道仕様のAF-1は1986年に50ccモデルが販売され、1987年に125ccモデルが登場。

このAF-1 125がまさにRS125の先代モデルということになるわけです。

水冷式のロータックス製のエンジンを搭載し、車体の造りもレーサーさながらで非常に人気があったようですね。

ロリス・レジアーニのレプリカバージョンが発売されたりと、イタリアでは?ヨーロッパでは?非常に大人気モデルとなります。

そのため毎年のようにモデルチェンジを繰り返し、1992年まで製造が続いたようです。

日本では…どうだったのでしょうね?

成川商会という商社が2015年まではアプリリアだけでなく、モト・グッツィ、ベスパ、ジレラ、デルビなどピアッジオ系の正規輸入を行っていたようですが…。

アプは2004年からピアッジオ傘下になっているようなんですけど…この辺りの詳しいことを知っている方がいたら是非。

まぁとにかく、そんな先代モデルがAF-1なわけです。

そして1991年にレーサーの方が、新世代モデルであるRSV250とRS125Rに進化。

このAF-1から進化したレーサーであるRSシリーズのレプリカとして、1992年にRS125が登場します。

(AF-1に関しては引用に良さげな画像が無かったので、気になる方は検索してみて)

スポンサーリンク

本題

そんな1992年に登場したRS125ですが、エンジンは相変わらずオーストリアのロータックス製。

RS50ではミナレリヤマハ製でしたし、RS250ではスズキのRGV-Γのエンジンがベースとなっていました。

しかもこのロータックスのエンジン…なんでもレーシングカートに使われているものがベースとなっているようで、フルパワー化すると34psとか出る化け物らしいです。

(これまた写真無しです)

1995年にマイナーチェンジを行い見た目が大きく変化。

AF-1後期の見た目から半月ライトタイプに変更されていますね。

1996年よりエンジンに変更が入り、ピーキー過ぎた特性をややマイルドな味付けに変更。

しかもエンジンの変更によってカセット式のミッションを手に入れています。

いや、一般人には恩恵が全くないカセット式ですが…レースとかやる人には、ほら。

(1995以降のいわゆるMP型は検索すれば結構写真がありますが、引用に良さそうなものが無かったので…)

1999年のマイナーチェンジでカウル形状が変更され、あの独特の丸みを帯びたフェアリングとなっています。

当時のGPレーサーさながらのカウルで、まさにレプリカ!って感じですよね。

レプリカと言えば、前年である1998年の話ですが…ワークスカラーの原田哲也仕様とバレンティーノ・ロッシ仕様が販売されているそうです。

画像は2001年モデル RS125

出典:BikeBros.

この辺りまでが鬼速いRS125となっており、2004年頃から排ガス規制の関係でパワーダウン。

決して遅い…というほど酷いわけではないですが、同年代の国産車と同等のパワーになってしまいました。

2006年にはフルモデルチェンジにより、大幅に見た目が変更。

当時のフラッグシップマシンであるRSV1000Rをイメージさせるカウルが与えられて、中身に関しても大幅に現代風の装備にアップデートされています。

そして日本での正規輸入販売は2008年モデルまで…らしいですね。

1990年代後半頃より…どんどんと2ストモデルが無くなっていく日本市場では、最後の最後まで残った貴重な2ストスポーツでした。

画像は2007年モデルのロレンソレプリカ RS125

出典:BikeBros.

…と話はここで終わりません。

2010年のミラノモーターサイクルショーにて突如RS4 125が登場。

兄貴分?であるRSV4にそっくりなデザインとなったのと、4ストエンジンに変更されたのが特徴です。

なんでもフロントカウルは共通…なんて噂。

RSV4フェイスに RS4 125

出典:BikeBros.

一応RS125の後継モデルという扱いではありますが、上記のように2ストから4ストに変更されている他…別モデルと言っても良いくらいの変化です。

ちなみにロードレース世界選手権の方では2011年まで125ccクラスが続きましたが、こういったモデル背景を考えると…RS4 125はRS125Rのレプリカではない…と言えるでしょう。

このころスーパーバイク世界選手権で活躍していたRSV4ファクトリーの末弟…と捉えるのが正しいかと思います。

レプリカではなくなった…と言えどSBKマシンの系譜ということで走りは手を抜いておらず、例えばクイックシフターを装備。

これってクラス初?じゃないでしょうか。

本国では2011年の早いタイミングから発売されたようですが、日本では終盤に2012年モデルとして導入されたように記憶しています。

ここから数年は日本でも輸入販売されていましたが、2017年辺りから本国で出たニューカラーが日本では販売されず。

2021年には車名を再びRS125に戻したマイナーチェンジ版が登場していますが…こちらも日本での正規輸入はありませんでした。

日本未導入 RS125

出典:BikeBros.

スポンサーリンク

思い出話

個人的にはRS4 125に思い入れが多少あったりします。

一旦置いておいて、RS125から見ていきますと…こちらはあまり記憶にないマシン。

イタ車ということもあってか、とにかくタマ数が少なく…あっても高額…というイメージです。

新車で購入できた世代だと思うのですが…検討したことも無く…と言う感じですね。

バイク屋などで見かけても50なのか125なのか…はたまた250なのかもわからないような状態。

50と125は車体共通だからデカいし、フルカウルでエンジン回りがよく見えないから250でもわからん。

もちろんよく見ればわかるのですが、近くでじっくり見るほど興味が無かった…ということ。

ただ、アプリリアの光輝くアルミフレームは美しい。

モデルチェンジを行い一気に現代風となった2006年モデルからに関しては…ごめんなさい知らない子って感じ。

当時はバイクから離れて車に忙しかったこともあり、あまり情報を仕入れていなかった時期と重なっています。

MotoGPこそ見続けていたため「相変わらず小排気量はアプ強ぇなぁ…」って印象はありました。

横に逸れていきますが…MotoGPが発足したのが2002年かと思いますが、その少し前くらいから「下のクラスからステップアップするもの」というスタンスになっていたのも印象が薄い要因の1つかも?

昔は500cc、250cc、125ccの3クラスあって(もっと昔は置いておいて)それぞれが別のカテゴリーって感じ。

500が250より偉いってこともないし、250が125より凄いってわけでもない。

(全然って事は無く…500が最高峰って感はあったものの、クラス別チャンプの価値が今より高かった)

むしろ125ccのスペシャリスト…なんてのもいて、渋いオジサンが若手を手玉に取ったりするのも楽しみの1つでした。

それが(正確にはいつからか記憶にないですが)2000年代頃に小排気量クラスに年齢制限が作られ、若手が125ccクラスからデビューして250、500とステップアップするもの…という形式に変化したのです。

Moto3、Moto2になってからはもっと顕著な印象がありますよね。

そんなこんなであまり小排気量クラスを熱心に観なくなった…というのも「知らない子」の要因と言えそうです。

そしてRS4 125が出た2012年頃、またバイク熱が高まっていたこともありかなり気になる存在に。

しかもGP時代から髭オジサンことマックス・ビアッジが結構好きで、彼が2010年にアプリリアで初のワールドチャンピオンに。

記念したレプリカモデルも販売されました。

ビアッジレプリカ RS4 125

出典:BikeBros.

2011年こそ連覇を逃しますが2012年に2度目のタイトルを獲得。

2012年のファクトリーカラーも良かったけど、2010年と2011年のアリタリアカラーが最高にカッコいい!

超絶カッコいいアリタリアカラー RS4 125

出典:Response

まぁアリタリアと言えば普通の人はランチアなんでしょうが…。

ビアッジファンとしては「欲しいなぁ欲しいなぁ」と思いつつも…諸事情が色々とあって購入できず。

気付くと販売されているのはマルコ・メランドリレプリカ仕様になっていました(2014年登場)

マルコメ仕様 RS4 125

出典:BikeBros.

2021年に再び名称がRS125に戻ったとお伝えしましたが、日本に入ってきていないこともあり…これまた知らない子となっています。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする