【XTZ125】バッテリー交換方法!サイズの調べ方や充電方法も解説

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中国仕様のXTZ125のバッテリーを交換しました。

バッテリーが上がってしまい困っている方、交換しようと思ってやり方を調べている方に役立つようにバッテリー交換方法をまとめておきます。

またバッテリーの基礎知識として、サイズ(表記)の見方や充電方法も解説します。

XTZ125はセル以外にキックもありキャブ車なので、バッテリーが上がってもしばらくは不自由なく使えるかと思います。

とは言えそのまま放置して使い続けることで、レギュレーター等の他の部品にも悪影響を及ぼすこともあるそうです。

バッテリー交換は整備の中では簡単な部類に入るため、是非とも挑戦してみてください。

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XTZ125のバッテリー交換方法!

バッテリー交換その前に

バッテリーが上がったor弱っていることに気付くのは、セルが回らないor回りが悪い…ということが多いかと。

最も多くの電気を使うシーンなので、ここが1番最初にトラブルに気付く要因となるでしょう。

ただバッテリー上がりは結果であり、実は原因は様々。

安直にバッテリーのみを交換しても根本解決にはならないこともあるので、まずはしっかりと原因をチェックするのが本来のやり方です。

簡単にバイクの電気を整理すると

  • ジェネレーターのステーターコイルで発電
  • レクチファイアで(交流から直流に)整流
  • レギュレーターで電圧を制御
  • バッテリーで蓄電

となります。

つまりステーターコイルが壊れれば発電できなくなり、バッテリーで蓄電した電気を使い切ればバッテリーが上がります。

レクチファイアやレギュレーターが壊れれば、交流を直流に整流できなくなるので…バッテリーに充電することができなくなり…(以下略)

更には、単にバッテリーが寿命となり蓄電できなくなれば…発電はしているけれども垂れ流しになり…(以下略)

どこが原因か調べるにはテスターを使えばわかりますが…まぁ大抵の場合はバッテリーです。

無責任なことを言えば、バッテリー交換してもバッテリーが上がるようなら他を疑ってみたら?という感じ。

もちろん調べられる人はちゃんと調べて、確実に原因を潰していくのが間違いないのは言うまでもありません。

自分は今回、長期にわたりエンジンをかけていなかったため…九分九厘バッテリーだと確信して作業を行っています。

しかし本当であれば、しっかりと原因箇所を調べてから作業するべきですよ。

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バッテリー交換に必要な工具

+ドライバー 2番

+ドライバー 3番

(2番の代わりに8mmのスパナでも可)

バイクの鍵

必要な工具は2サイズの+ドライバーだけです。

工具…ではありませんが、サイドカバーの取り外しに車両の鍵が必要なので忘れずに。

サイドカバーの外し方

まずは車両左側のサイドカバーを取り外します。

上部の左右に爪が付いており、下部の1ヶ所がキーで止まっている形ですね。

最初にバイクのメインキーを使って下部の爪を外します。

下記画像のところが鍵穴になっているので、差し込んで90°回転させると外れますよ。

続いて上部の左右2ヶ所の爪を外しますが、これは取り外した画像を見るとわかりやすいです。

下記画像のように、車体側には赤丸部分にラバーの差込口が付いています。

(青丸部分が鍵穴の箇所)

そしてカバー側には、下記画像の赤丸のように突起が付いています。

(青丸部分が鍵穴の箇所)

力任せに外そうとすると、カバー側の突起が折れる可能性がありますので…手探りで場所を探りながら真っすぐ外してくださいね。

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バッテリーの外し方

サイドカバーを外すと、もう既にバッテリーが上半分ほど確認できるようになります。

下記画像の赤丸部分、2ヶ所のネジを外してバッテリーボックスを開くのですが…まずは先に配線を外しましょう。

バッテリーの配線を外しますが、外す時はマイナスから。

もう一度言います、外す時はマイナスから。

理由は事細かに説明すると長くなるので…とりあえず「ショートを防ぐため」とだけ。

理由はともかく、「安全のためにマイナスから外す」とだけ覚えておけばOKです。

2番のプラスドライバーか、8mmのスパナなどでボルトを外して配線を外します。

続いてバッテリーボックスを止めている2つのネジを3番の+ドライバーで外します。

このカバーが手前に倒れるようにして外れますが、サイドスタンドで左に傾いていることもあり…カバーと一緒にバッテリーが外れることが…。

バイクのバッテリーは密閉型なので、多少倒したりしても問題ありませんが…良い事ではないので落とさないように注意。

せっかくなので、新しいバッテリーを付ける前に軽く掃除をしておくと良いかと。

戻す時の注意事項

戻す時は取り外した時の逆の手順が基本です。

まずは新しいバッテリーをセットし、バッテリーボックスを取り付けます。

続いて配線を行いますが、これも取り外した時と逆の手順。

配線を繋ぐときはプラスから。

繰り返しますが、繋ぐときはプラスからです。

プラスを繋いだらマイナスを繋ぎます。

しつこいですが、プラスを繋いでからマイナスです。

最後にサイドカバーを取り付けます。

こちらは外した時と同様に、上部に2ヶ所を真っすぐ差し込み、下部1ヶ所は鍵を使って閉めます。

サイドカバーを取り付ける際には、カバーの上部をシートの下…内側に潜り込ませるようにするのがコツ。

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XTZ125のバッテリーサイズは?

中国仕様のXTZ125のバッテリーの品番は、MTX7L-BSです。

ブラジル仕様やフィリピン仕様は見たことがないので不明ですが…ネット情報によるとブラジル製はYB5L-Bっぽい。

フィリピン仕様は…多分中国仕様と一緒じゃないかな?(知らんけど)

あくまでも自分の車両の情報と、ネット情報からの予想なので…必ず購入前に自分の車両で確認してくださいね。

情報が間違っていても責任は取れませんので…。

ちなみに裕祥電池と書いてあり、どうやら台湾の会社っぽいですね。

バッテリーの品番の見方ですが、大きく分けて3種類に分けられます。

Webikeのがわかりやすいので引用します。

出典:Webike

上記画像にも書かれていますが、MFバッテリーの頭の文字はメーカー名。

純正の裕祥電池は「M」でしたし、交換したスーパーナット製は「S」でした。

なのでここは気にしなくてOKです。

それ以降の文字列は必ず同じものを購入して下さい。

知識があれば流用も可能ですが、よくわからない…という場合は頭もアルファベット以降の文字列が同じ物を購入して下さい。

そのため中国仕様のXTZ125の場合は〇TX7L-BSというものを購入、となりますよ。

自分が購入したのは下記商品です。

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XTZ125のバッテリー充電方法!

必ずバッテリーに適合した充電器を使用してください。

特に自動車用の充電器では、開放型専用のタイプも存在し…これをMFバッテリーに使うと最悪事故となってしまいます。

ブラジル仕様のXTZ125は開放型ですが、中国仕様のXTZ125はシールドバッテリー…つまりはMF型ですので注意です。

またブラジル仕様は開放型ではあるものの…バイク用のバッテリーは小さいため、車用の充電器では電流が過剰となる可能性も。

今回外した純正バッテリーには(中国語で)0.6Aで5~10時間、あるいは急速で3.0Aで1時間と書かれています。

購入したスーパーナット製には0.7Aで5~10時間と書かれています。

基本知識としてはバッテリーの10時間率容量の1/10の電流で充電する…のが原則。

〇TX7L-BSは6.0Ahですので、1/10となると0.6Ahということに。

そのため1時間辺り0.6Aで充電すれば良いということで、だいたいバッテリーに書かれているものと一致します。

ちなみに純正は3.0Aで急速充電できると書かれていますが、一般的に急速充電はバッテリーの寿命を短くしてしまいます。

急ぎの場合には仕方ない場合もありますが…できるだけ急速充電は使わない方が良いですね。

ちなみに急速充電は、バッテリーの10時間率容量の1/1で30分以内が原則。

つまりは6.0Ahで30分いないということに。

純正は安全を見てか、半分の3.0Aで倍の1時間ということになっていますね。

自分が使っているものと全く同じでは無いですが、大手通販サイトで人気のある充電器の例として下記を紹介。

こちらは商品説明によると4Ah~100Ahとなっています。

バイクに使えると書かれていますが…商品説明を信じるならば明らかに過電流。

ミニマムの4Ahでさえも、XTZ125では急速充電だということに。

なので理想を言えば電流値が設定できるタイプの充電器がおすすめです。

自分の使っている充電器は既に廃盤のようで…上記商品と同程度だとは思いますが、全く同じように使えるかはわかりません…。

なので断言はできませんが、パルス充電モードで充電すれば問題は無いと思われます。

パルス充電の詳細は割愛しますが…バッテリーの寿命を延ばすにも有用とされますので、毎回パルス充電モードでOKかと。

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まとめ

ということで、まとめます。

XTZ125のバッテリー交換方法を紹介。

バッテリーの基礎知識も簡単に紹介。

作業自体はそれほど難しいものではないですが、バッテリーをショートさせないように注意です。

最悪の場合は怪我だけでなく火災などの恐れもありますので…。

また、充電は手軽に行いがちですが…実はかなり奥が深いので…基礎知識として頭に入れておいて頂けると嬉しいですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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