ワークマンの2024年春夏カタログが発表となっています。
その中からバイクに使えそうな製品を見繕っていきますよ。
最近では「バイク用」を謳った製品も増え、「バイク用」とまでは書かれていなくてもバイクを意識した商品も増えてきています。
それだけではなく、かつてのように作業着の中からバイクに使えそうな商品を探すと…お宝が見つかることも。
今回はそんな中からブーツ・靴を紹介します。
※こちらは春夏カタログです。秋冬カタログの防寒ブーツ系は下記記事をどうぞ
Contents
- 1 バイクで安全靴は危険なのか?シフト操作はできる?
- 2 【ワークマン2024春夏】バイクに使えるブーツ・靴を紹介!
- 2.1 HS480 アンクルフィットハイカットセーフティ【2,500円】
- 2.2 SH2015 ロッキー長編みマジックセーフティシューズ【3,500円】
- 2.3 72 アローマックス ハイカットセーフティ【4,500円】
- 2.4 501 ライザクト セーフティシューズ【2,900円】
- 2.5 111 ライザクト セーフティシューズ【2,900円】
- 2.6 507 ライザクト ストライカーセーフティ【2,900円】
- 2.7 W022 ブレイブセーフティハイカットシューズ【3,900円】
- 2.8 508 ライザクト ストライカーマジックセーフティ【2,900円】
- 2.9 6527 防水サファリシューズ【1,900円】
- 3 まとめ
バイクで安全靴は危険なのか?シフト操作はできる?
バイクで安全靴は危険?
ワークマンのおすすめ製品を紹介する前に、個人的に気にしていることがこちらです。
ネット上では色々な意見があり、代表的なものとしては事故の際に鉄板で足の指を切る可能性があるというもの。
これはハッキリ言ってわかりません。
自分も学生時代に安全靴でバイクに乗っていた時期がありますが、幸いにも事故はありませんでした。
周囲の人間で安全靴で乗車時に事故を起こした人はいましたが、特に足に怪我はしていませんでした。
しかし調べてみると安全靴の鉄板で怪我をした…という方が出てくることも事実。
あくまでも1つの考え方ですが、自分としては「バイク用のシューズに鉄板は入っていない」のが全てだと思います。
危険だからなのか、必要がないからなのか…それによっても結論は変わってきますが…。
ただ鉄板以外の部分では、普通の靴よりも遥かに丈夫であり、くるぶしが隠れるハイカット・ミドルカットの製品が多いことと、普通のスニーカーなどよりは安全な気がしますよね。
かなり投げやりな結論ですが、安全靴を使うのであれば自己責任でということに。
鉄板で指を切るような衝撃が加わった時には…普通の靴でも指が潰れている気もしますしね。
ということで「専用品>>>安全靴>>スニーカー」と言ったところでしょうか。
安全靴はシフト操作できる?
バイクで気になるのはシフト操作がちゃんとできるのか?というところですよね。
ネットで調べても「やりやすい」という人と「やりにくい」という両極端な意見が出てきて迷っている方も多いのでは?
結論から言ってしまうと、これは車種によりけりだったりします。
自分が使ってた時の感想としては、鉄板が入っているためダイレクト感と言うか…カッチリ感があってシフト操作はしやすいと思いました。
足の指にシフトペダルの感覚が伝わりにくいので、それが気になる…という方はいるかもしれませんが…。
自分としては靴や指のたわみや遊びがなく、カチッカチッとした感覚が結構好きでしたね。
一般的な靴やバイク用のシューズと比べると、つま先部分の鉄板のためか厚みがあるのが安全靴です。
そのため、ステップとシフトペダルの感覚が狭い車種やストロークの短い車種だとやりにくさを感じるようです。
しかしこの辺りはある程度、シフトペダルの位置調整で改善可能かと。
あ、あとスーパースポーツ系が顕著ですが…ステップが高めで足首が曲がるような車種だとダメになるのが早いです。
スポーツライディングの時が分かりやすいですが、つま先をペダルではなくステップに乗せるとつま先立ちみたいになりますよね?
それが続くと、鉄板の後ろ部分…ちょうどつま先立ちで曲がる部分が鉄板に当たり続けて…靴が破れて鉄板が出てきます。
こういった車種はシフトストロークも短めだったりしますので…あまり安全靴は向いていないかもしれません。
…と結構否定的な事を言いましたが、やはり圧倒的なお値段と丈夫さを考えると安全靴を使いたいという方もいるでしょう。
デメリットを理解した上で使用するというのは全然アリですからね。
余談部分が長くなってしまいましたが、ここからワークマンでバイクに使えそうな商品を紹介します!
【ワークマン2024春夏】バイクに使えるブーツ・靴を紹介!
HS480 アンクルフィットハイカットセーフティ【2,500円】
2023/2024年秋冬カタログより新登場となった、HS470の後継モデルと言えるHS480アンクルフィットハイカットセーフティです。
先代モデルであるHS470は、過去にはカタログや公式通販サイトでもバイクと一緒に写る画像が使われていた商品。
バイク用とは謳っていないものの、バイクで使う事を推奨しているかのような製品です。
HS470→HS480で何が変わったのか…というのは正直不明ですが、大きなところでは1番上のベルトに書かれていたロゴが無くなったこと。
ベルトの形状も多少違うように見えますね。
値段が1,900円から2,500円になってしまったのが痛いですが…まだまだ安いと言って良い商品でしょう。
脛まで守れるハイカットであり、紐靴ではないので引っ掛かる心配もありません。
見た目は重そうで暑そうですが、メッシュタイプで合皮ということもあり非常に軽量かつ蒸れにくのも特徴です。
見た目もある意味ではバイクっぽいとも言えるので、ブーツタイプを選ぶ方はまずはここからというのが良いでしょうか。
SH2015 ロッキー長編みマジックセーフティシューズ【3,500円】
こちらもパッと見は同じような製品に見えますが、牛革となっております。
お値段は2,900円だったのですが…2023年春夏カタログより3,500円にアップとなりました…。
2024年はカタログ落ちしているため、もしかしたら在庫限りなんてこともあるのかも?
2024年3月時点で自分が行った店舗ではまだまだ置いてありました。
先ほどの2,500円の商品に対して、くるぶし部分に補強が入っているように見えますし、マジックテープ部分にリフレクターと安全面でもパワーアップ。
お値段以上の差を感じる方はこちらもアリでしょう。
72 アローマックス ハイカットセーフティ【4,500円】
こちらはワークマンのオリジナルではなく、横山ゴム工業株式会社というところが作っている商品です。
そのためか、ややお値段も高めの4,500円となっています。
この商品ですがパッと見は安全靴と言うより、一昔前のオンロード用のライディングブーツそのもの。
シフトガードも付いており、ハイカットタイプの中では1番バイク用品に近いと言っても良さそうな商品です。
お値段も1番高いですが…。
501 ライザクト セーフティシューズ【2,900円】
パッと見はただのミドルカットのスニーカー!
バイクの車種・カテゴリーを問わずに何にでも使えるのではないでしょうか?
バイクを降りた後でも違和感なく使えそうなのもポイントですね。
セーフティシューズということでつま先には鉄板が入っています。
紐靴ですので細かいフィット感の調整がしやすく、それでいて足首部分のベルクロで紐を隠せるところもバイク向き!
しかし…この商品…紐をマジックテープで止めるとケバケバになるんですよ。
紐がほどけやすいという意見も多いですね。
それらを考えると、マジックテープに付かないタイプの靴紐に交換する必要があるかなと。
靴紐なんて大した金額じゃないし、入れ替えも面倒じゃないって方にはおすすめです。
他にも表面の合皮素材がやや弱いのか…歩行時などの折り曲げで靴のシワになる部分から剥がれてくるのが残念ポイント。
安全靴ということで鉄板が入っているため、鉄板の後ろ側(足の爪先ではなく指の付け根の方)が特に剥がれやすい印象です。
2023年春夏カタログでは2,900円に値上げになりましたが、2024年はお値段据え置きとなっています。
111 ライザクト セーフティシューズ【2,900円】
2022年秋冬カタログより、型番が101→111へと変更されました。
なのですが…正直違いはよくわかりません。
先ほどのセーフティシューズと同シリーズです。
こちらは紐ではなく3か所のマジックテープを使っている点が異なり、そのせいか見た目が少しスポーティな印象ですね。
クラシカルなバイクだと先ほどの商品の方が合いそうですが、スポーツ系ならこちらの方が合うかも?
この商品は基本的に先ほどの商品と同じなのですが…よくよくつま先を見て下さい!
そうシフトパッド搭載!
いや…シフトパッドではなく「つま先を保護する親指タフパッド」と書かれていますが、どこからどう見てもシフトパッド。
バイク用のシューズは左足の親指に必ずシフトパッドが付いており、ここの劣化はマニュアル車の宿命ですよね。
バイク用ではないお気に入りのブーツを使って、左足だけボロボロにしてしまった…なんて方も多いハズ。
バイク用品メーカーからは後付けのシフトパッドが販売されているように、ここの耐久性は大事なところ。
このシューズは最初からシフトパッド…じゃなかった、親指タフパッド採用です。
カタログではヤングマシンなどでお馴染みの大屋雄一さんがアンバサダーとして紹介されており、ワークマン的には恐らくこれがバイク乗りにイチオシなのだと思われます。
507 ライザクト ストライカーセーフティ【2,900円】
アウトドアブーツ…というよりは色の問題か、どこかタクティカルブーツっぽさを感じる安全靴です。
このシューズの最大のポイントは、靴紐収納ポケットが付いていること!
ベロのところに下から収納が可能となっており、靴紐がほどけることを防止しています。
靴紐がステップに引っかかって…足が地面に上手く出せずに立ちゴケ…なんてパターンが防げます。
他にもパッと見では目立たないですが、踵の上部に反射材を採用しており夜間のライディングでも安心なのも良いですね。
見た目は好みの問題が大きいですが、個人的にはこの価格帯のワークマン安全靴では抜群にカッコいいと思います。
比較的蒸れにくいという声も多く、通年ではなく春夏用に涼しいのが欲しいという方に良さそうです。
W022 ブレイブセーフティハイカットシューズ【3,900円】
ワークマンの中では少しお高め?の3,900円です。(2023年秋冬での値上げ前までは3,500円だったんですけどね)
しかし他のハイカットに比べても少し長めのデザインが、くるぶしまでしっかりと守ってくれそうですね。
見た目は個人の好みではありますが、かなりカッコいい部類に入るミドルブーツではないでしょうか?
ちなみにこちらは株式会社シモンというところの商品で、現場作業者の間では「Simonの安全靴」と言えば知っている方も多いですね。
最大のポイントは内側のサイドファスナー!
これがあることで紐靴ながら圧倒的な着脱性の良さとなっています。
ただ金具のカバー等は無いのでステップ内側のプレートなどの傷には注意です。
またサイドファスナーが故に、雨の時にはそこから浸水する…かもしれません。
サイズ感で「やや大きめ」という声が多いので、購入前に試着するのがおすすめ。
508 ライザクト ストライカーマジックセーフティ【2,900円】
2023年春夏カタログにて新登場となった、ライザクトストライカーマジックセーフティです。
位置付けとしては先ほど紹介した507ストライカーセーフティシューズのマジックテープ版と言って良いでしょうか?
紐靴は立ちゴケしそうで嫌だけど…111セーフティシューズはちょっと派手だよなぁ…なんて思っていた方には良いかも?
汚れ加工素材のアッパーとなっているようで、ちょっとした汚れが目立たない仕様だそうです。
3本のベルトでしっかりと止められるのが良いのですが…ややベルクロが長過ぎる印象も…。
足首をしっかり固定しようとすると余りがちですね。
6527 防水サファリシューズ【1,900円】
1,900円で完全防水!
ワークマン大人気の製品として話題になったのが、この防水サファリシューズです。
バイクで使うには色々と思うこともあるのですが…値段と防水ということを考えると弱点に目を瞑れればアリでしょう。
(元々は1,500円で超コスパ良かったんですけど、2022秋冬にて値上げです)
パッと見はブーツっぽいですが、近くで見ると合成ゴムなので長靴です。
そのためかなりの防水性能が期待できます。普通に使うならね。
と言うのは…ベロの部分が一番上まで繋がっていないので、シューレースの下から3個目くらいを超える水深だと水が入ってくるのです。
商品説明にも「接地面から約7cmまで防水性あり」と書かれており、それより上の防水性能は謳っていないんですよ。
通常使用であれば全く問題ないのですが、バイクに乗ると足首の角度の問題か…結構浸水する印象。
また紐靴なので乗り降りの際に引っ掛けて立ちゴケしないように、紐を中に入れるなどの工夫も必要です。
バイクで使うと完全防水とは言えませんが、スクーターなどであれば足の角度的に水が入りにくいハズ。
雨の日でもバイクに乗る方はチェックしてみてください。
まとめ
ということでまとめます。
ワークマンのカタログから使えそうなブーツ・靴をピックアップ!
安全靴の可否は自己責任で
近年はバイク乗り目線の商品が増えてきている印象ですよね。
ブーツも近いうちにもっと良い商品が出ることに期待。
現時点では安全靴の中からバイクに向いてそうな物を探し出す、という感じですね。
ブーツ・靴以外のワークマン製品に関しては、別記事でまとめていますのでこちらもどうぞ。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。