ヤマハのイメージカラーって何色?ワークスカラーの移り変わりを追ってみる!

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ヤマハのイメージカラーって何色でしょうか?

やはり印象に強いのは、レースマシンのカラーリング…いわゆるワークスカラーですよね。

近年はワークスカラーと言うよりは…スポンサーカラーと言った方が正しいような気もしますが…。

ホンダは赤もしくは赤白青のトリコロール、スズキはオンは青白でオフは黄色、カワサキはライムグリーン。

そう考えた時に、ヤマハって…何色?となりませんか?

近年のファンはと答えると思いますし、私もヤマハ=青なのでXTZ125も青を買いました!

しかしちょっと前までは赤白だった気もしますし、往年のファンに聞くと黄色と答える方も多いですよね。

そして、ヤマハのオフ車と言えばと言う方も…。

いったいどうなっているのか、調べてみましたよ。

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ヤマハのイメージカラーは何色なのか?

ヤマハのイメージカラーですが、近年はが正解だと思われます。

まずはMotoGPですが、近年で冠スポンサー(チーム名に入るスポンサー)が付かなかったのは…2011年~2013年までの3年間。

この時のマシンは年度によって比率は変わるものの、青白です。

上から順に2011年→2013年。

出典:ヤマハグランプリ500勝達成記念サイト

モトクロスを見ても、スポンサーであるモンスターの黒色要素が強いですが…やはりだと言って良いでしょう。

こちらは2019シーズンのMXGPです。

出典:YAMAHA

MotoGPの方も、2019年カラーはMXGPのカラーに近いですね。

製品ラインナップの色を見ても、特に公道走行不可のモトクロッサーを見ると…推しであろうことは一目瞭然です。

ではなぜ赤だ白だ黄色だと、色々な色が出てくるのでしょう?

オンロード(WGP)でのイメージカラーの移り変わり

1950年代

このマシンをオンロードとして良いのかは微妙ですが…日本のモータースポーツ史を考えればここで良いでしょう。

ヤマハ発のレースマシンであろう、YA-1のレース仕様車です。

出典:YAMAHA

えんじ色が正しい表現かもしれませんが…まぁですね。

そして、浅間火山レースに出場したYDS-1のレーサーです。

この辺りは、現在で言うとスクランブラーというのが正しいでしょうか?

出典:YAMAHA

タンクからシートまで…ですね。

1960年代~1970年代

1960年代~1970年代のWGPのヤマハと言えば、白ベースに赤ラインが定番だったようです。

こちらはヤマハのグランプリ初優勝となったRD56という、250ccのレーサー。

出典:YAMAHA

70年代も後半になると、赤ラインに白が入ったいわゆるストロボカラーとか、チェーンブロックなんて言われるカラーリングになります。

スピードブロックと言う方もいますね。

出典:YAMAHA

現在もオーセンティック外装…とかで販売している源流はここになるかと。

この当時のヤマハのワークスカラーは赤白だったということですね。

そして80年代になると…あの伝説的なライダーが登場します。

まぁ登場したのは70年代ではありますが…。

1980年代

80年代になって…はい、出てきました黄色のインターカラー。

ヤマハUSAのヤマハインターナショナルコーポレーションのイメージカラーです。

出典:YAMAHA

由来等はわかりませんが、どうやら現地アメリカでは1970年代から採用されたようです。

キングことケニー・ロバーツのイメージカラーでもありますよね。

それもそのはず、ケニー・ロバーツはヤマハ本社(日本のヤマハ)からではなくUSヤマハからWGPに出場しています。

そんなこんなで黄色と黒のインターカラーだったと。

あまりに強く、現在でも多くのファンがいるために…この時代を知っている方はヤマハ=黄色なのでしょう。

そして当時は(恐らく)それほど強い印象では無かったであろう…ですが、後年に繋がるため忘れちゃいけないのがソノートヤマハ。

クリスチャン・サロンで有名ですね。

いぶし銀でファンも多いようですが、この時代は青=ヤマハではなく、青=ソノートヤマハ…もしくは青=クリスチャン・サロンだったかと。

出典:YAMAHA

これはゴロワーズ・ブロンドのカラーリングですが、250cc時代にはもっと水色なカラーリングでした。

出典:YAMAHA

ゴロワーズ・カポラルとかゴロワーズ・レジェールの色ですね。

この水色がソノートヤマハのイメージカラー…とも言われていますが、既にゴロワーズがスポンサーに付いていたので、その辺りは不明です。

1990年代

性格には80年代後半からですが、この頃からGP界でタバコ広告のピークを迎えます。

現在は禁止の国が多いために、エナジードリンクがスポンサーの主流ですよね。

ヤマハのワークスカラーが赤白だったためか…どうかはわかりませんが、同色となるマルボロやラッキーストライクがスポンサーに付いていました。

まぁスポンサーに付いていたのはフィリップモリスなわけですので、ヤマハとお互いにイメージに合った製品…ということで赤白の物になったのでは?

画像は1987年のラッキーストライク、1993年のマルボロです。

出典:YAMAHA

そしてこちらがチーム・レイニーから参戦していた、1997年のノリック車。

出典:YAMAHA

こちらはスポンサーカラーではないと思って良いでしょう。

ご覧の通り、イメージカラーは赤白だったことがわかります。

いわゆる本社カラーは他の年でも、この頃は赤白が採用されていますよ。

2000年代~2010年代

2000年代になるとマルボロとゴロワーズがメインですが、フォルトゥナとかキャメルとか…様々なカラーリングが登場しています。

しかし本社カラーは赤白です。

だいぶ黒要素が強くなりますが…。

出典:YAMAHA

2000年代も後半になると、ワークスにFIATが付いたことで白ベースの青に変わります。

2010年代の本社カラーと言うのは…スポット参戦の中須賀克行選手のマシンがわかりやすいでしょうか?

YSPで出場した時は赤黒白。

出典:YAMAHA

黄色のインターカラーの時もありましたね。

これはヤマハ創業60周年を記念して、とのこと。

出典:YAMAHA

2016年と2017年はヤマルーブからの出場となり、スポンサーロゴは無いものの…ワークスとほぼ同じカラーに。

2016年が青白、2017年が青黒でした。

出典:YAMAHA

と言うことで、オンロードにおけるヤマハのイメージカラーというのは赤白が正統派となりそうです。

しかし、2010年代に入ってから…急速に青を推しているように見えますね。

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オフロードでのイメージカラーの移り変わり

オフロードは…オンほど記録がしっかり残っていない印象があります。

しかしヤマハのイメージカラーはこちらも、赤白だったと言って良いでしょう。

モトクロス

少なくとも1970年代のトライアルマシン、モトクロスマシンから赤白が見られますね。

出典:YAMAHA

その後のモトクロッサーを見てみても、1980年代~1990年代までは赤白となっています。

こちらは1981年のYZM250です。

出典:YAMAHA

基本的に同様のカラーが続き、1997年に初の4ストのモトクロッサーYZM400Fが登場します。

出典:YAMAHA

こちらも赤白ですね。

なのですが…その後すぐに発表となった市販モデルと、1998年のAMAからになります!

出典:YAMAHA

ちなみに全日本では、赤ではなく…のシートを採用していたイメージが強いです。

1993年のYZM250がこちら。

出典:YAMAHA

白ベースの紫というのは、市販のトレールバイク等でも採用されていたので…ヤマハのオフロード=紫のイメージがある方はここからきているのかと。

しかし先ほど1998年モデルが青くなったと紹介したように、この後は現在までヤマハのモトクロッサー=青となっています。

つまり2000年頃から、青となったということになりそうですね。

パリ・ダカ

続いて現在のダカールラリー、昔で言うパリ・ダカに目を移してみましょう。

こちらもですね、イメージカラーは赤白だったハズです。

1989年にファクトリーで参戦したマシン、YZE750 Tenereがこちら。

出典:YAMAHA

黄色のラインが入っているものの…赤白と言って良いでしょう。

しかしパリ・ダカと言えば青のヤマハといったイメージの方も多いハズ。

はい、それがこれらのモデルですね。

まずは1986年のXT600 Tenereです。

出典:YAMAHA

そして…まさかの4気筒オフロードマシン、FZ750 Tenereがこちら。

これも1986年ですね。

出典:YAMAHA

そして1991年に1位~3位を独占したのが、YZE750T Super Tenereです。

出典:YAMAHA

みんないわゆるゴロワーズ・ブロンドカラーですね。

それもそのはず、これらはソノートヤマハです。

GPでも出てきたように、現在のヤマハフランスであるソノートは当時ゴロワーズカラーを採用していました。

昔を知っている方からすると、やはりヤマハのイメージカラーは赤白。

青はソノート、ヤマハフランスのイメージになるかと。

2000年頃に一体何があったのか…オンもオフも急速に製品含め、イメージカラーが青に変わっていった印象ですね。

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まとめ

ということで、まとめます。

ヤマハのイメージカラーは現在は青。

しかし1990年代頃までは赤白だった。

黄色はUSヤマハのカラー。

と言えそうですね。

なぜブルー推しになったのか?

パリ・ダカでの大活躍が要因でしょうかね?

日本では知名度が低いですが、欧州では大人気かつ市販車の売上にも大影響だそうで。

その後、GPでも2001年だったかに…ファクトリーではなくテック3ではありますが、ゴロワーズが付きます。

中野真矢選手が乗ってましたね。

そして2004年にはワークスチームにゴロワーズが。

世界的に大人気のバレンティーノ・ロッシの移籍してきたこともあり、青を推すことにしたのかも?

ちなみに楽器のヤマハは紫です。

発動機は…ロゴはなんですよね。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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