【名車珍車紹介】ヤマハ TZR50/TZR50R〈3TU/4EU〉を好き勝手語る

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日本で最初にオートバイが誕生したのは1909年だそうです。

それがやがて世界一と言っても過言ではないオートバイ大国となり、数多くの名車・珍車を生み出してきました。

そんな名車や珍車の中でも原付一種、原付二種に絞って、個人的な思い出話なども含めて好き勝手語っていきたいと思います。

今回は1990年に登場した、TZR50/TZR50Rです。

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ヤマハ TZR50/TZR50Rの話

まえがき

ヤマハのTZRシリーズを語るためには…まずRZシリーズの話をする必要があるでしょう。

しかしながら…RZ250から始まる話はTZR125の記事RZ50の記事で結構語りつくしてしまった感が…。

ザザッとTZR50に関わる部分を振り返っていくと、前身となるRZ50が登場したのが1981年のこと。

クラス初の水冷エンジンを搭載したのが特徴のマシンです。

初代 RZ50

出典:BikeBros.

マイナーチェンジを受けつつ約9年ほど生産が続けられ、1990年にTZR50がバトンを託される形で登場します。

ちなみにこの初代TZR50は、この表記が正しく末尾にRが付かないのが特徴ですね。

このTZR50は同時開発という形で、レーサーであるTZ50と同時に登城したことも特徴。

Rの付かない TZR50

出典:BikeBros.

詳細は「本題」で語りますが、1993年に後継モデルであるTZR50Rが登場。

ここから末尾にRが付くんですね。

Rが付く方 TZR50R

出典:BikeBros.

姉妹車という扱いで、12インチのミニサイズであるTZM50Rも翌1994年に登場。

そして1998年に2代目RZ50にその座を引き継いでいます。

この辺りは繰り返しますが、TZR125の記事とRZ50の記事が詳しいので…今回はレーサーであるTZシリーズを少し紹介したいと思います。

そもそもTZというのはヤマハの市販ロードレーサーのシリーズ。

ヤマハのロードレーサーと言えば、1957年のYA1から始まるYAシリーズが原点。

そしてレーサーだけに毎年のように進化していくわけですが…有名どころは1963年にロードレース世界選手権(250ccクラス)でヤマハに初勝利をもたらし、1964年に世界チャンピオンとなったRD56でしょうか。

2stのヤマハ! RD56

出典:ヤマハ発動機株式会社

この辺りを語っていくとあまりにも長くなってしまうので端折りますが、ロードレーサーには販売されていないワークスマシンと呼ばれるものと、販売されている市販レーサーというものが存在します。

ワークスマシンはヤマハが直接チーム運営をしていたり、時期によっては特定のチームに貸与という形で使用を許可していた…買えないマシン。

それに対して市販レーサーは普通に販売されており、お金さえあれば誰でも購入が可能でした。

そんな違いがあるのですが、先ほどもチラッと書いたようにTZシリーズは市販レーサー。

時は1972年、市販ロードレーサーであったTD3を水冷化する形でワークスマシンYZ624が登場。

今ではお馴染みのYZが初めて使われた瞬間でもあります。

このYZ624の市販レーサーという形で1973年にTZ250TZ350が登場します。

これがTZシリーズの初代。

1979年にはワークスマシンであるYZR125Rをベースに、市販レーサーのTZ125が登場。

1981年にはワークスマシンYZR500市販レーサーとして、TZ500が登場。

このように、本来…と言うか立ち位置としては現在でいうMotoGP、当時はロードレース世界選手権や国内選手権に参加するプライベーターに向けたマシンでした。

ちなみにロードレース世界選手権にも50ccクラスが1983年まで存在していたものの、ヤマハは参戦していなかったこともありワークスマシンがありません。

そのため、TZ50はちょっと立ち位置が異なり…公道用モデルであるTZR50と同時開発という形で1990年に登場しました。

このTZ50とTZR50の違いはほぼ保安部品の有無のみとも言え、いかにTZR50がスーパーなモデルだったかがわかるというものです。

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本題

今回の本題であるTZR50ですが、既に書いてきたように1990年にRZ50の後継モデルとして登場します。

そしてこれも書いたように、同時開発という形で市販レーサーであるTZ50も登場。

TZR50とTZ50の違いはあるものの…ほぼ保安部品が付いているか付いていないか…という程度の違いとなっております。

市販レーサーではあるものの、レーサーであるTZ50のレプリカモデルがTZR50と言うことも出来ますので…TZR50はれっきとしたレーサーレプリカ!

市販レーサー TZ50

出典:BikeBros.

そう言えば昨今はレーサーレプリカという名称を聞かなくなり、スーパースポーツとかを使うことが多いかも?

これは本家のレーサーが存在しないため…だったりするんですね。

言葉遊びなところはありますが例を出すと、TZR250RはTZ250がいるのでレーサーレプリカ。

FZ400RやFZR400も、F3レーサーであるFZR400が存在するのでレーサーレプリカ。

しかしながらFZR250は…ベースとなるレーサーが存在しないので、正確にはレーサーレプリカではない…となります。

まぁどうでも良い話ですね。

話をTZR50に戻しまして、1990年に登場したわけですが…1992年にマイナーチェンジを行い性能を大幅にアップ。

点火時期調整やサスペンションのセッティングの見直し等々、今のご時世では考えられないくらい力が入った変更を行っています。

そして、この年からフレームが黒に変更!

ヤマハのレーサーってフレーム黒い印象ないですか?

黒フレームカッチョヨ TZR50

出典:BikeBros.

そして登場からわずか3年でTZR50Rにフルモデルチェンジ。

見た目こそ大差無いものの、エンジンは競技車両であるYZ80のものがベースになるなど別物に進化。

そのためピストンリードバルブからクランクケースリードバルブになり、セルモーターが装備されましたね。

またリアカウルが収納スペースになるなど、利便性もアップしています。

1995年にマイナーチェンジを行い、新型のシリンダーを採用。

キャブレターもサイズアップとなり、この辺りは姉妹車として1994年に登場したTZM50Rとの共通化とも言えるでしょうか。

そして1997年モデルを最後に、1998年より登場する新型RZ50に引き継ぐ形でモデルライフを終了させます。

マイチェン後の1995年モデル TZR50R

出典:BikeBros.

しかしながら、免許等々様々な兼ね合いがあってか…欧州を中心にその後もTZR50Rは生産を継続。

なんと最終的には2016年まで作られていたそうです。

デザインも時代に合わせて?TZR(YZR)からYZF(YZR-M1)っぽいカウルを与えられましたね。

(引用するのに適切な画像が無かったので、気になる方は「TZR50R EU」とかでググってね)

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思い出話

そんなTZR50およびTZR50Rですが、学生時代に友人が乗っていました。

既に2000年代に入っていたこともあり、TZR50Rですら(日本では)生産が終了。

まだRZ50は新車での販売が継続していた…という時代です。

当時の状況がそうだったのか…自分の周囲がそうだっただけなのか…その辺りは不明ですがTZRはレア車でしたね。

原付ミッション車、いわゆるゼロハンスポーツ…特にフルサイズは(バイクが好きな人間には)人気があったことはありました。

しかしながら自分の周囲ではNS-1比率が異様に高く、TZRに乗っていたのは知っている限り1名のみでしたね。

ゴエフ(NS50F)はカッコ悪いから…エヌワン(NS-1)かTZRか、ガンマやウルフでも良いけど本当にタマがないからなぁ…って感じです。

自分が住んでいる地域が田舎過ぎたという可能性は否めませんが、やはりホンダ強しという印象でしたね。

(自分の周囲では?)大人気だった NS-1

出典:BikeBros.

時代は既にネイキッドブーム…も過ぎてきていたか?

クラシカルとかも流行っていたとのことで、ホンダはベンリィ、ヤマハはYB-1、スズキはコレダとかを出していたのが1990年代の後半ですかね。

そこから10数年で流行りが変わったのか…高校生の坊主共にはレトロの良さがわからなかったのか…この辺りの車種は不人気でした。

「なんだよ横型エンジンって!カブかよ!」とか言ってた若気の至りな小僧でしたね。

「しかもベンリィなんて4stじゃねぇか」とか言ってた過去の我々…。

今にして思うとベンリィ良いよなぁ…YB-1も美しいよね。

オッサンになって良さがわかってきた YB-1

出典:BikeBros.

話はTZRに戻しますが、当時友人が乗っていたのは…今思い出すとセルモーターが付いていたのでTZR50Rでしょう。

当時の自分はTZR50とTZR50Rの違いなんて知らなかった…。

貧乏学生みんなあるあるだとは思いますが…バイトをしながらバイクを維持することに必死な時期ですよね。

しかしながらバイクにどのくらい重きを置くかは、当然その人次第。

彼はバイクは好きながらも…お金の使い道としては優先順位は低め、といった人間だったようですね。

そのエピソードとして最も印象に残っているのが…パッドが当たる部分がすり減って超々薄くなったリアローター。

バイクのブレーキディスクって、車種にもよりますが4~5mm程度が一般的です。

本当はそれが0.5~1mmも減ったら交換なのですが…むしろ残りが1mmくらいしか無い、という驚異の代物。

彼曰く「フロントじゃないから大丈夫」だそうです。

そしてある日…リアブレーキを踏んだ際に「パキッ!」と音を立ててローターが割れました。

後にも先にもディスクローターが割れたのを見たのは、あの時だけだったなぁ。

バイクの整備は責任を持ってしっかりと!

お金が無いならバイクなんて乗っちゃダメです。

さすがに自分自身はこのレベルのことはありませんが…やっぱり若気の至りというものはあったなぁと思い出すもの。

車検制度…とは言わないものの、やっぱりある程度しっかり整備を義務付けるってのは必要かもなぁなんて思ったり。

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