XTZ125のトラブル5選|後悔しないための耐久性と対策を徹底解説

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XTZ125に興味を持ったとき、多くの人が気になるのが「トラブルの多さ」や「後悔しない選び方」ではないでしょうか?

シンプルで丈夫なエンジンを備える一方で、中国生産の並行輸入車ならではの弱点もあり、整備や対策をしないと不具合と付き合うことになってしまいます。

ですが実際には「壊れやすいバイク」ではなく、「手をかけた分だけ応えてくれる相棒」なのです。

今回はXTZ125でよくある定番のトラブル事例や耐久性の真実、後悔しないために知っておくべき注意点を実体験に基づいてわかりやすく解説していきます。

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Contents

【結論】XTZ125のトラブルは本当?その原因と向き合い方

XTZ125のトラブルについては、本当に多いのか気になる人が多いでしょう。

やや特殊な立ち位置のバイクであることが、こういった疑問の大きな要因になっています。

– 中国生産の並行輸入車という特殊な立ち位置がトラブルの原因
– 「壊れやすい」のではなく「手がかかる」

それぞれ解説していきます。

中国生産の並行輸入車という特殊な立ち位置がトラブルの原因

XTZ125が「トラブルが多い」と言われがちなのは、中国生産の逆輸入車ゆえと言えるでしょう。

日本向けでなく、中国生産モデルが輸入されるため品質差や精度に差があるのは事実です。

日本のヤマハであればハジかれるであろう、ちょっとした傷やサビなんてのもご愛嬌…。

また、車両によっては組み立て不良…とまでは言わないものの…というものがあるケースも。

とは言え、多くのことが整備や対応で改善できるので、過度に不安を持つ必要はないかと思いますよ。

(中国製の前はブラジル製、そして近年ではフィリピン製となっていますが…概ね傾向は変わらないのでは?)

「壊れやすい」のではなく「手がかかる」バイク

XTZ125は壊れやすいのではなく、丁寧な扱いが求められる…と言えるかもしれません。

国産メーカー製に比べ、素材やパーツ精度で差がある点は間違いないです。

乗りっぱなしの人にとっては、少し厳しい選択になるかもしれません。

ですが、自分はここまで致命的とも言えるようなトラブルは一切ありません。

後ほど紹介しますが、根本的には頑丈なバイクだと思って間違いない!

国産車に比べると信頼性は落ちるものの…定期的な点検整備を行えば丈夫なバイクと言えるでしょう。

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【定番トラブル集】XTZ125でよく報告される5つの不具合

XTZ125でよく言われる定番トラブルは、大きく5つあります。

どれもオーナーの体験談で共通性があるので、事前に知っておくと安心です。

– トラブル1:暗い・切れる…頼りない電装系のトラブル
– トラブル2:あっという間に発生する「サビ」との戦い
– トラブル3:グリップしない純正タイヤによるスリップの危険性
– トラブル4:始動性の悪さやアイドリング不調などキャブレター周りのトラブル
– トラブル5:ボルトの緩みやオイル滲みなど、各部の仕上げの甘さ

それぞれ解説していきます。

トラブル1:暗い・切れる…頼りない電装系のトラブル

電装系で1番多く言われるのが、「ライトが暗い」でしょう。

えぇ、これは自分も完全に同意です。

自分は基本的に暗くなってから乗らないのでそのままにしていますが、夜間走行が多い方はヘッドライトの交換を考えた方が良いかもしれません。

電装系のトラブルもあるようですが、あまり聞かないので持病というものではないでしょう。

今のところ自分は電装系のトラブルはありません。

バッテリー上がりがありますが、これも特に中国製だから寿命が短かった…という気もしないです。

トラブル2:あっという間に発生する「サビ」との戦い

XTZ125では部品の防錆性が弱く、すぐにサビが発生してしまいます。

フレームやボルト、スポークなどが特に影響を受けやすい部分です。

自分の場合は大きなサビはないものの、フレームの溶接部分などを中心にサビが発生しています。

またホイールのメッキもあまり上質なものではなさそうで…バイクカバーはしているものの1番下になる部分に水が溜まったことでサビました。

まぁこれは頻繁に乗っていれば大丈夫かも?

オフロード走行がメインということもあり、フレームの塗装やメッキに傷が付いているのも原因の1つかもしれません。

自分は時折KUREの6-66という防錆剤を吹きかけているので、それでもマシな部類かも?

サビ耐性に関しては国産車より劣ると言って間違いなさそうです。

トラブル3:グリップしない純正タイヤによるスリップの危険性

ウ〇コタイヤ!とかク〇タイヤ!とか、ネットでかなり酷評された中国製XTZ125の純正タイヤです。

どうしてもコスト削減目的で仕方ないのかなぁ?

ちなみに純正タイヤは中国のタイヤメーカーであるCORDIAL(コーディアル)というところです。

小耳に挟んだ話だと…ブラジル製のXTZ125はピレリだとか?

フィリピン製も中華タイヤという噂を聞きましたが…真相は知らん。

舗装路でもグリップしない…とか、雨の日はマジで危ない…とか言われているようですが、自分は正直よくわからないというのが本音だったりします。

ONもOFFもあんまりグリップしない気もするけど…「オフ車だからそんなもんじゃね?」なんて思ったりも。

雨の日は基本乗らないですが、ゲリラ豪雨にやられた時も…そんなに気にはならなかったような?

とは言え自分はこれが初のオフ車なので、信じてはいけないですよ!

まぁスポーツバイクやハイグリップタイヤ履いてた人だと、間違いなくウン〇タイヤと思うでしょう。

タイヤを交換するなら、下記の記事も参考にしてください。

元々は2019年5月に書いた記事ですが、情報が古くなったために2023年3月にブラッシュアップしました。 今回は、中華XTZ125...

トラブル4:始動性の悪さやアイドリング不調などキャブレター周りのトラブル

今どきキャブレターということもあってか、始動性の悪さはよく聞く話です。

とは言え、個人的には20年近く前に乗っていた国産のキャブ車に比べて特別悪いかと言われると…「?」というのが正直なところ。

キャブは構造の関係か、キャブ内のガソリンが劣化しやすいので…通勤・通学などで毎日のように乗る人以外は注意が必要です。

自分のようにあまり乗らない人は、キャブ内のガソリンを腐らせないためにも…エンジンを切る際は燃料コックをオフにしてガス欠させるのがおすすめ。

慣れると燃料コックをオフにしてからどのくらい走れるかわかるので、家までの距離を逆算すると無駄な待ち時間も減らせますね。

キャブレター関係のトラブルは、とにかくキャブ内のガソリンを劣化させないことを意識すれば大丈夫でしょう。

少なくとも自分は普通に始動しますし、アイドリングも安定していますので。

FIに慣れている人からすれば、ひと手間かかるめんどくさいバイクかもしれません。

燃料コックの使い方はこちらの記事をどうぞ。

バイクの燃料コックって…ついつい向きがわからなくなること多くないですか? 特に最近のバイクはコックなんて付いていない車種が多いだけに、XT...

トラブル5:ボルトの緩みやオイル滲みなど、各部の仕上げの甘さ

XTZ125は細部の仕上げが甘く、使用中にトラブルが出る場合もあるようです。

ボルトやシール類の精度で、国産車より気を遣う必要があるかもですね。

このバイクに限った話ではありませんが、中国生産あるあるは「規定トルクが守られていない」こと。

どちらかと言うと「締まっていない」ことよりも「締めすぎ」の傾向が強いように思います。

まぁ確かに部品が緩んで外れると事故につながりますが…締めすぎて動きが渋くても…というのは理解できなくもない。

点検整備で未然に防げるため、購入の際の納車前整備などで防げるものも多いかと思います。

最近は中古車しか手に入らないかもしれませんが…こういった逆輸入車のことをよくわかっているお店で買うとトラブルを防ぎやすいでしょう。

整備上手な方は、一度ほとんどの箇所を自分でバラして組み直す…なんて人もいますね。

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XTZ125のトラブルを未然に防ぐ!納車後にやるべき対策

XTZ125のトラブルを防ぐには、納車時からの対策が大きな役割を持ちます。

事前に準備しておくと余計な修理や手間をぐっと減らせます。

– まずは信頼できる国産タイヤに交換する
– 各部のボルトの増し締めと緩み止め対策を行う
– フレームやスポークに防錆処理を施す
– ヘッドライトのLED化やアーシング強化で電装系を安定させる

それぞれ解説していきます。

まずは信頼できる国産タイヤに交換する

純正タイヤを使い続けた自分が言うのも説得力がありませんが…乗って気になるようなら国産タイヤや、外国製でもピレリやミシュランなどの信頼できるタイヤに変えましょう。

中国製ということで…偏見かもしれませんが、当たりハズレもあるような気がします。

自分は特に気にならないですし、今までパンクなどのトラブルもない…のは伝えておきましょう。

しかしタイヤへの不満の声は非常に多いので、実際に乗ってみて気になるようなら早めの交換がおすすめです。

各部のボルトの増し締めと緩み止め対策を行う

納車時にしっかりと点検をしてもらうのがおすすめです。

バランサーが搭載されたエンジンですので、単気筒ながらそれほど振動はありません。

そのためよっぽどのことがなければ、走っていてボルトが緩んでくる…なんてことはないかと。

そのため、やはり最初の段階でしっかりと点検してもらってから納車してもらうのが良いでしょう。

新車時からアクスルシャフトがカラカラに乾いていた…なんて話もありますし、多少お金をかけても最初にしっかりと点検するのが間違いないです。

フレームやスポークに防錆処理を施す

サビを防ぐには納車直後の処理が最も有効です。

先ほど書いたように、あまり塗装やメッキが強くないので…サビは出るものと思って間違いないでしょう。

少しでも進行を遅らせるためにも、納車直後に防錆剤を使うのをおすすめします。

またこまめに小傷などをチェックし、都度補修することでサビの発生を防げるかと。

ヘッドライトのLED化やアーシング強化で電装系を安定させる

電装を強化するだけで走行の安心は大きくなります。

アーシングなどは賛否両論あるのでお好みで…となりますが、夜間走行がある方はヘッドライトの強化はしておくと良いでしょう。

補助ライトなどもアリですね。

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XTZ125の「耐久性」は低いのか?エンジンの頑丈さと弱点

XTZ125の耐久性については、エンジンが頑丈かどうかで評価が分かれます。

結論から言うと、設計がしっかりしていて寿命も長めと言われていますよ。

– 基本設計が頑丈なエンジンは高い耐久性を誇る
– 弱点は周辺部品の品質。メンテナンス次第で寿命は大きく変わる

それぞれ解説していきます。

基本設計が頑丈なエンジンは高い耐久性を誇る

XTZ125のエンジンはシンプルな空冷単気筒で耐久性が高いです。

積載量や乗車人数をガン無視するような国でも使われていますし、かなり耐久性はあるエンジンだと思って良いのではないでしょうか?

またこのエンジンはYBR125をはじめ、数多くの車種にも使われていることも信頼性の高さを示しているでしょう。

空冷エンジンですし昨今の夏の暑さを考慮して、早め早めのオイル交換は心がけたいところ。

逆に言えばオイル交換さえしっかりとしておけば、早々壊れるエンジンではないです。

弱点は周辺部品の品質。メンテナンス次第で寿命は大きく変わる

耐久性が高いとはいえ部品精度は高くありません。

個人的には…特にゴム部品が今一つな気がしています。

日本は高温多湿でかなり厳しいコンディションということもあり、日本向けの製品はその辺りがしっかりしているとかいないとか…。

中国生産で、本来中国等で販売されることを前提にしているので…この辺りは仕方ない部分とも言えるかもしれません。

部品の精度だけでなく、組み立て精度も劣るので…こまめな点検整備が大事になってきます。

構造的には簡単な部類のバイクですので、整備の基本を覚えるのにも良いかもしれませんね。

自分でやりたくない人は、年に1回…12ヶ月点検に出すと安心できるでしょう。

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XTZ125を買って「後悔」しないために知っておくべきこと

XTZ125を購入する際には、後悔しないために心得ておくべき点があります。

購入後に予想外と感じる人は、準備不足だったケースがほとんどです。

– 自分でメンテナンスできない、またはプロに任せる費用がない人は後悔しやすい
– 国産バイクと同等の品質や完璧さを求める人は買ってはいけない
– 部品の納期遅れや欠品のリスクを許容する必要がある

それぞれ解説していきます。

自分でメンテナンスできない、またはプロに任せる費用がない人は後悔しやすい

XTZ125は小さな整備を自分で対応する必要があります。

国産並みの品質がない分、手間や費用をかける場面は多いのは間違いないですね。

自分でやらずに全部購入店にお任せでもOKです。

しかし、最近の国産バイクのように乗りっぱなしでもノートラブル…というわけにはいかない…かもしれません。

とは言えオイル交換やチェーンの注油など、基本的な整備をこまめにやっておくだけで大丈夫。

根本的には壊れにくいバイクだと思います。

国産バイクと同等の品質や完璧さを求める人は買ってはいけない

国産車を基準にする人には品質差が受け入れにくいかもしれません。

以前は物凄く安かったので…それを考えれば仕方ないかと思える部分もありましたが…。

逆輸入車ということもあってか、多少の傷やサビは「そういうもの」として販売されていました。

カウルなども色あせや変形が出やすい…なんて声もありますね。

自分のXTZ125も、部分的にカウルが白くなってきています。

他の車種ではスズキのVストローム250など、中国生産のために品質が…と言われています。

しかしあれは中国生産ながらも、日本のスズキが販売しているため検品は日本基準。

XTZ125は中国生産かつ検品も中国基準ですので、ハズレ車両だと細かい部分は色々とあったようです。

部品の納期遅れや欠品のリスクを許容する必要がある

並行輸入車ゆえ、部品供給が不安定な面も特徴です。

どうしてもXTZ125の専用部品となると、国内のヤマハで取り扱っていないので入手が困難ではあります。

しかし細かい部品は結構流用品であり、日本でも販売されているバイクと同じ部品が使われていることも多いです。

そのため普通に部品番号からヤマハの純正部品を発注することが可能なものも多く、日常の点検整備では部品に困らないケースも多いです。

しかし中古車で購入すると、販売店が知識がなく…部品の注文ができない…なんてこともあるかもしれません。

ある程度、自分で情報を仕入れて判断できる状態でないと維持が難しい…というのは事実かもしれませんね。

XTZ125ですが生産終了という話をちらほらと聞きますね。 現在は中国で生産しているようですが…そちらが終了と言われているようです。 ...
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まとめ

ということで、まとめます。

XTZ125は国産車のような安心感を求める人には向かないかもしれませんが、手をかけながら乗ることに楽しさを感じられる人には非常に魅力的な一台です。

エンジン自体の耐久性は高く、弱点となる電装系や仕上げの甘さも、事前の対策と定期的なメンテナンスで十分にカバーできます。

どうしても逆輸入車ならではの大変さはありますが、特別トラブルが多かったり壊れやすいバイクとは言えないでしょう。

この記事を書いている段階で、自分は6年半乗っていることになりますが…特に大きなトラブルはありません。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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